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<法人税申告訴訟>アリコへの課税処分を取り消す判決
2012/12/18 15:22

 米生命保険大手「アメリカン・ライフ・インシュアランス・カンパニー」(アリコ)が行った08年3月期の法人税申告を巡る訴訟で、東京地裁(定塚誠裁判長)は7日、アリコ側の主張をほぼ認め、東京国税局が追徴するなどした計約100億円の課税処分を取り消す判決を言い渡した。

 判決などによると、アリコ側は顧客の保険料を外貨建て有価証券で運用。米サブプライムローン問題が発生した07年夏以降、急激な円高で資産価値が急減した。このため08年3月期末時点の為替相場で、換算した資産の含み損が簿価の15%以上に拡大すると実損とみなして計上できる税法上の「15%ルール」を使い、評価損を申告した。

 同国税局はアリコ側の資産が為替変動のリスクを回避できる金融派生商品取引を利用していたことから「15%ルールの対象外」と反論したが、判決は国税当局の法令適用の誤りだとし「リスク回避は有効ではなく、損失計上できる」と認めた。

 東京国税局は「国側主張が認められず、大変遺憾」としている。


<毎日新聞より>



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